ツナ缶に虫混入で約1億3000万円の損害賠償命令

 

令和4年11月9日、 

 

はごろもフーズ株式会社が、自社商品のツナ缶にゴキブリと思われる虫が混入していたため企業ブランドイメージが傷付けられた等として、下請け食品会社に対し約8億9700万円の損害賠償請求をしていた裁判の判決が出ました。

 

この裁判は静岡地方裁判所で行われ、判決では、はごろもフーズ株式会社の請求を一部認容し、約1億3000万円の損害賠償をするよう命じました。

 

この事件は、2016年に山梨県のスーパーで売られていたツナ缶にゴキブリと思われる虫が混入していたというもので、はごろもフーズ株式会社としては、コールセンターの設置や返金対応などに追われ、さらには企業ブランドイメージも傷付けられたとして下請け食品会社に損害賠償請求の訴訟を提起していました。

 

下請け食品会社の代理人弁護士は、今回の判決について、わずかなミスで下請け会社が1億円以上も賠償しなければならないのであれば食品製造の下請け会社は戦々恐々としてしまうとして、控訴を検討するそうです。

 

 

 

 

 

 

離婚・男女問題,債務整理,刑事弁護などに強い名古屋の弁護士が所属する山口統平法律事務所